「昇華ユニフォーム」はオーダーでサッカーユニフォームを作るチームに非常にオススメです。
ユニフォームで昇華ユニフォームを選ぶ8つメリットや注意点、オススメのチームまで徹底解説していきます!
そもそも昇華ユニフォームとは?
昇華ユニフォームとは、「昇華転写印刷」という、生地そのものにインクを染め抜くユニフォームの製造方式です。もともと昇華ユニフォームが登場する前までのユニフォームは、「圧着方式」という、切り抜いたマークなどを生地に張り付ける方式が採用されていました。これまでの圧着方式が「デザインを貼る」イメージに対し、昇華は「デザインを染める」イメージなのです。
もともとはマグカップなどのデザインに使用されていた方式ですが、サッカーのユニフォームに使用されるようになり、サッカーやフットサルのユニフォームだけでなく、野球やNBAなどでも多く採用されています。
デザインや背番号やネームやデザインを、生地に染めるする昇華ユニフォームは、圧着方式のユニフォームと比較して、耐久性やデザインなど様々な面においてメリットがあり、jリーグなどのトップチームでも使用されているほか、チームオーダーでユニフォームをする際などにおすすめの方式です。
昇華ユニフォームとは「昇華転写印刷」という、生地そのものにインクを染め抜くユニフォームの製造方式
昇華転写印刷の工程
昇華印刷を行う場合、まず専用の紙にユニフォームのデザインを印刷します。そして、その印刷した紙の上にユニフォームの生地を重ねて熱を加えながら圧力をかけることでユニフォームに転写し、繊維にデザインを浸透させます。「紙に印刷したデザインをそのまま移す」ことができると言えます。
昇華ユニフォームを選ぶ8つメリット
昇華ユニフォームは、Jリーグのユニフォームやプラクティスウェアだけでなく、チームオーダーをする際にも非常によく採用されています。昇華ユニフォームを選ぶメリットについてご紹介していきます。
デザインの自由度が非常に高い:昇華ユニフォームのメリット
昇華ユニフォームは、まるで写真を印刷するかのようにユニフォームを作成するため、様々な希望のデザインを実現することができます。それまでの圧着方式では、ある程度型にハマったデザインしかできませんでした。しかし昇華ユニフォームは、デジタルデータや画像データをそのまま転写するため、細かいデザインや文字をユニフォームに入れることもできます。発色もいいほか、色の組み合わせなども自由であり、迷彩柄やグラデーション、極端な話イラストを入れることも可能です。「細かい部分までこだわったユニフォームを作りたい!」という場合、昇華ユニフォームを選ぶことをお勧めします!
ただし、公式戦に出場するチームの場合、ユニフォーム規定には注意しましょう。
耐久性が高い:昇華ユニフォームのメリット
昇華ユニフォームは圧着方式のユニフォームに比べ、耐久性が高いというメリットがあります。洗濯をしていくうちに、チームロゴやデザインなどが剥がれてきてしまったり、ひび割れが起きてしまったいう経験がある人も多いかと思います。昇華ユニフォームは生地そのものにプリントしているため生地が重ねられることは少なく、圧着のように剥がれたりすることがないため、耐久性にも優れています。長期間ユニフォームを使いたいという方も、昇華型ユニフォームを選ぶことをおすすめします。
追加発注が用意:昇華ユニフォームのメリット
チームでユニフォームを揃える上では、途中でメンバーが増えた際などに、追加で注文することもかんがえなければなりません。圧着式ユニフォームの場合、メーカーの生産終了や在庫切れなどにより、全く同じデザインでの追加注文ができなくなる可能性があります。新しいメンバーに新品のユニフォームが用意できなかったり、全員分を作り替えなければならない可能性すらあるのです。
昇華型ユニフォームであれば、ある意味精算に廃盤という概念がありません。いつでも追加で注文することができます。新しくユニフォームが必要になる可能性が高いという方も、昇華ユニフォームでオーダーすることをお勧めします。
デザインを凝っても料金があがりにくい:昇華ユニフォームのメリット
ロゴやチーム名、エンブレムなどをいくつも入れても金額の上限があまり多くありません。圧着式の場合は、ロゴなどを入れれば入れるほど作業工数が上がってしまうので、金額が上昇する傾向があります。しかし昇華ユニフォームは「データを印刷するだけ」なので、デザインに凝ったとしても、金額が大きく上昇することが少なく、結果的に安く抑えることができるのです。
軽量性:昇華ユニフォームのメリット
昇華ユニフォームは、生地に印刷をするだけのため、デザインをするために生地が重ねられることがありません。圧着式に比べて、ユニフォームそのものを軽くすることができます。
通気性:昇華ユニフォームのメリット
昇華ユニフォームは上記と同様、生地が重ねられることがないため、圧着式に比べてユニフォームそのものを通気性も高いというメリットもあります。夏の試合などでは、通気性はプレイに重要な概念となります。
ナチュラルな着心地である:昇華ユニフォームのメリット
刺繍や圧着マークの場合、どうしてもその部分が他の部分と比べると固く感じてしまいます。昇華ユニフォームの場合、手触りもよく、そのごわごわした感じ少ないと言えます。
畳みやすい:昇華ユニフォームのメリット
ここまで説明してきた「生地が基本1枚である」ことにより、畳みやすさも昇華ユニフォームのほうが優れています。しばらく着ない間に、折れ目がついてひび割れてしまったということも少ないのです
昇華ユニフォームのデメリット
それでは逆に、昇華ユニフォームのデメリットについてもご紹介していきます。
納期がかかる:昇華ユニフォームのデメリット
昇華型ユニフォームは圧着ユニフォームに比べ、納期がかかる傾向があります。もともと在庫があるものに圧着するのに対し、昇華ユニフォームはその都度オーダーメイドで作成する形になります。「期日が迫っている!」という場合には少し不向きです。
光沢感が出にくい:昇華ユニフォームのデメリット
昇華プリントは光沢感を出すことにあまり優れていません。特にゴールドやシルバーなどの光沢感の表現が少し得意ではないのです。どうしても光沢感を出したい部分がある場合、敢えて一部だけ圧着プリントを活用したりするというケースがとられることもあります。
安っぽく見えるという意見がある:昇華ユニフォームのデメリット
昇華ユニフォームは原則生地1枚で作られることから、人によっては「安く見える」という声が聞かれることがあります。しかし、この生地が1枚であることにより、上記の「通気性」「畳みやすさ」「着心地」といったメリットもあります。不安な場合、ぜひ一度昇華プリントのユニフォームを直接ご覧になることをお勧めします。
高温で色褪せが早まる可能性がある:昇華ユニフォームのデメリット
昇華ユニフォームに使用されるインクは、高温で気化したインクを繊維に浸透させるという手法がとられています。そのため、昇華ユニフォームは高温に晒されることで、色褪せが発生してしまう可能性があります。たとえば、長時間の直射日光などの紫外線が当たり続ける場所で放置したり、ドラム形乾燥機の高温設定で回していたりすると、色落ちや色褪せが早まってしまう可能性があります。
あまりに小さいと文字崩れする:昇華ユニフォームのデメリット
ロゴとエンブレムがあまりに小さい場合、たとえ昇華ユニフォームと言えど、文字崩れを起こしてしまう可能性はあります。(それでももちろん圧着式よりは表現性は高いです)
昇華ユニフォームがオススメのチーム
ここまで、昇華ユニフォームのメリットや注意点についてみてきました。再度に、チームオーダーで昇華ユニフォームがお勧めのチームをご紹介していきます。
オリジナルでデザインに凝ったユニフォーム、ウェアを作りたい!
世界に1つのユニフォームを作りたい!
マーキング箇所が多い!
ユニフォーム規定に乗っ取りつつデザインにこだわりたい!
長期的にユニフォームを使用したい
新しいメンバーが参加する可能性が高い
少しでもプレーに好影響を与えるユニフォームにしたい!
このような条件に当てはまるチームの方は、ぜひ「昇華ユニフォーム」でユニフォームをオーダーを検討してみてください^^